「幻想グルメ」の感想

現代で陸橋の階段ですべって頭を打ち意識が遠のく。次に目を開けた時は異世界の住人がのぞき込んで心配している、異世界転生。

事務所を構え獣人のメイドのシルフィンを雇っている俊一郎のグルメ譚。

「ドラゴンのステーキ」では俊一郎の異世界に来てからの生活と没落した4大貴族の一人バートとの出会いから始まる。

異世界転移した俊一郎、初めて見る異世界は魔法があって、とてもファンタジーでキラキラした世界に見えた。

だが現実は食いつなぐ為に詐欺まがいのことをする日々。現代と何も変わらない利権構造や争いにファンタジーな空気感は消えていく。

4大貴族の一人バートに拾われ、新しい事業のアイデアを次々に出す俊一郎。貴族の潤沢な資金のせいもあってバートの事業は右肩上がり。俊一郎も事務所を構え獣人のメイドを雇うほどにお金を得るようになった。

メイドのシルフィンとドランゴンのステーキを食べにいってみると…ドラゴンの肉が硬くてまるでゴムのように嚙み切れない。一方獣人のシルフィンはおいしそうにぺろりと平らげている。異世界それも人間などいない世界の常識をさとった俊一郎。

ここから知恵と行動でおいしい食べ物に出会うグルメ譚という冒険がはじまる。

銀郎族のメイドのシルフィンが可愛い。知恵と勇気とアイデアで困難を乗り越えていく。グルメを求めることが主体だが新しい冒険や出会い、ハラハラドキドキの展開にのめり込む！

1巻から7巻までの完結漫画。気持ちよく読み進めて、ラストも気持ち良く締めくくる。もちろんシルフィンとも…。

ある日、突如として異世界に転移してしまった俊一郎。
異世界での彼の生きがい…それは未知なる食材を見て、触れて、嗅いで、喰らうこと!!
獣人メイドのシルフィンと共に、幻想《ファンタジー》のグルメを食べ歩く異世界冒険グルメ譚!!

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